デイヴィド・ピトゥは、ノースウェスタン大学を卒業、フレデリック・ヘムケに師事しました。アメリカのみならずポーランドでも活躍しており、ショパン音楽院の教授も勤めていました。現在ではシカゴを中心に演奏活動を行っています。(在アメリカの真人さんからの情報でした。真人さん、ありがとうございました。)
なお、America's Millenium Tribute to ADOLPHE SAX Volume 4 と 7 にも演奏が収録されています。
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現代曲のオンパレードで、このテの曲に抵抗のある方にはオススメしませんが、ピトゥのサクソフォンの音色は引きつけられるものがあって最後まで一気に聴いてしまいました。ほどほどに抑制されたヴィヴラートの使い方は、日本の奏者のそれに近いように思います。パレスターの協奏曲は、現代的な響きとはいえ暴力的なサウンドではなく、ピトゥの音楽作りもスナオで好感を持ちました。私でなく、風が…はクロード・ドゥラングルの録音もありますが、ドゥラングルの演奏がヴィヴラートなしで隙のない音楽作りをしているのに対して、ピトゥはヴィヴラートを巧みに使って変化をつけているのが印象的です。
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