Martin PIECUCH


アメリカ東部のメイン州に生まれ、指揮法をフレデリック・フェネルに師事、また木管楽器を学んだ後、アメリカ海兵隊軍楽隊のサクソフォン・ソリストとして活躍しました。演奏者としては、1963年から1992年までの長期間にわたってナショナル交響楽団のサクソフォン・ソリストとしてコープランド、ドラティなどの指揮者と共演してきたのに加えて、ワシントン木管&サクソフォン4重奏団の創始者・ディレクターであり、ケネディ・センターやカーネギー・ホールの客演フルート奏者でもありました。また、指揮者としても精力的に活動しており、1990年から98年までワシントン交響楽団の音楽監督・指揮者にあったのをはじめ、モスクワ・フィルハーモニー、クラスノヤルスク管弦楽団、インディアナ大学ブルーミントン校管弦楽団などアメリカ・ロシア内外のオーケストラを指揮しており、現在はUSAバレエおよびPALAオペラ協会の音楽監督・指揮者の地位にあります。

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主なアルバム


「Sax with Strings Attached」

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Boston Records BR1072CD
  1. 5重奏曲〜サクソフォンと弦楽4重奏のための (L.スタイン)
  2. 5重奏曲〜アルト・サクソフォンと弦楽4重奏のための (スタラエールト)
  3. Bestiare〜アルト・サクソフォンとチェロのための (スタラエールト)
  4. ディヴェルティメント〜ソプラニーノ・サクソフォンと弦楽4重奏のための (G.マーツ)

Martin PIECUCH (saxophone)/ The Stravinsky Quartet

オフィシャルのCD-R盤。弦楽4重奏とサクソフォンという編成は、実演の機会は少ないかとは思いますがなかなか魅力的です。まあ、どうしてもサクソフォン協奏曲に近い響きになってしまうとは思いますが。曲の起承転結をしっかり把握して充分計算された演奏からは、作曲者への敬愛に加えて作品の魅力を十二分に引き出しています。録音のせいかややボケたような音色に感じるのは残念ですが、なかなかユニークなアルバムであることには違いありません。

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