Klaus PFISTER


1967年ミュンヘン生まれ。もともとジャズ奏者でしたが、ミュンヘン音楽院でアンドレ・レグロス(ミュンヘンSQのリーダ)に師事し、R.シュトラウス音楽院、バーゼル音楽学校に学び、その間にロンデックスドゥラングルフルモーのマスタークラスに参加しました。

1995年にベルリンで、ブラームスの作品を演奏してグスタフ・ブンケ・コンテストで1等を取りました。また同じ年にヒンデミット賞も取っています。

ロマン派作曲家の作品を積極的に編曲してレパートリにとりあげています。またニュー・アートSQのソプラノ奏者としても活動しています。現在はスイス各地の音楽学校で指導を行なっています。



主なアルバム


「R.SCHUMANN / J.BRAHMS」

Check it amazon.com !
アマゾンでこのCDをチェック!
GALLO CD-931 (P)1995
  1. アダージョとアレグロ op.70 (シューマン)
  2. 3つの幻想小品集 op.73 (シューマン)
  3. ソナタ第1番 op.120-1 (ブラームス)
  4. ソナタ第2番 op.120-2 (ブラームス)

Klaus PFISTER (saxophone)/ Gérard WYSS (piano)

Galloレーベルからのリリース。サクソフォン好きの方なら、このプログラムを見てちょっとびっくりすることでしょう。クラリネットのために書かれた曲を、ヴィヴラートに頼らず素直な吹き方で見事に演奏しています。原曲を知っていると「あ、ここはやっぱりクラリネットの音色がほしいな」と思う個所もありますが、まあそれは仕方がないでしょう。それよりも、サックス界であまり取り上げられなかったロマン派の曲を、ここまで違和感なくきっちり演奏していることに、拍手をしたいと思います。フランス的な音色ではありませんが、こういうスタイルもいいな。ドイツのサックスを敬遠している方、是非聴いて見てください。最近ボーンカンプも何曲か同じ曲を録音してますが、聴き比べるのもおもしろいでしょう。

オススメ度:

inserted by FC2 system