昭和音楽大学音楽学部器楽科卒業。在学中に第7回日本管打楽器コンクールに入選します。この間、市川豊、故大室勇一、宗貞啓二に師事しました。1992年にフランスのセルジーポントワーズ音楽院に入学し、ジャン=イヴ・フルモーに師事しました。1994年にはパリ国際音楽コンクール第2位入賞、審査員特別賞を受賞した他、いくつかのコンクールに入賞しました。1995年に帰国後ソロ・リサイタルを行なう他、東京ブリュス木管6重奏団、WAÏ WAÏ ERIA などのメンバとしても活動しています。
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アルバム・タイトルどおり、歌曲など気楽に聴くことのできる曲を集めてます。最初と最後が同じ「ヴァカンス」というのもコンセプトに沿ったもので、ユニーク。演奏も、コンセプト同様、優美な雰囲気が漂ってます。もう少し攻撃的になったり、大森氏独自の思い入れを音にしてもいいと思う個所もありますが、まあ、これはコンセプト上しかたがないかな。BGM的に聴くには好適です。伴奏の白石氏も、サクソフォンの伴奏に慣れているせいか、大森氏の音楽造りに添った好サポート。
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2作目も小品を中心にしていますが、今回は少し長めの曲も含まれており、個人的にはとても嬉しいです。どの曲でも前回より大森氏の「想い入れ」がストレートに出ていて、より実演に近い音をCDで感じることができたのも嬉しい限り。おやすみなさいや愛の小道といったゆっくりした曲では、そのテンポの中に大森氏の音楽のベクトルをしっかりと感じられて楽しめました。ただ悪魔のラグでは音程や音のしまいかたの処理など、少々技術的に気になった点もあり、今後より完成度の高いものを期待したいです。
なお、曲名表記は、他のページと統一を図るため、CDの表記と一部異なっている点ご了解ください。最後ながら、このアルバムでも白石氏の愛情溢れるサポートが印象的。
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