宮島 基栄


1951年に東京芸術大学クラリネット科に入学、クラリネットを大橋幸夫、北爪利世、ロルフ・アイヒラーの各氏に師事、またサクソフォンを故阪口新氏に師事しました。また、作曲や指揮法も学んでいます。1955年、日本で初めてサクソフォンのリサイタルを開いたプロ奏者でもあります。アカデミアSQ・東京ベック合奏団主宰、ツイス五重奏団、東京五重奏団での活動に加え、スタジオ・ミュージシャンとしても活躍しています。また、東京音大・上野学園で教鞭をとる他、アマチュア楽団の指導、楽器店の経営など後進の指導も積極的に取り組んでいます。

以上のプロフィールについては、弟子?の一人でアンサンブル仲間の せっきー氏 から情報を頂きました。感謝!



主なアルバム


「安倍圭子/マリンバセレクションズ II」

ジーベック音楽出版 XECC-1006 1969年録音
  1. マリンバとアルト・サクソフォンのためのディヴェルティメント (湯山昭)
    宮島 基栄 (saxophone)
  2. マリンバと弦楽合奏のための協奏曲 (三善晃)
    若杉 弘 指揮 ニュー・ミュージック・オーケストラ
  3. マリンバのための2章 (田中利光)
  4. マリンバと3本のフルートとコントラバスのための5重奏曲「朝の歌」 (野田暉行)
    野口 龍、宮本 明恭、小泉 浩 (flute) / 田中 雅彦 (contrabass)

安倍 圭子 (marimba)

マリンバとサクソフォンなんて妙な組み合わせだなぁ、と思いながらCDを聴き始めましたが、なんのなんの、マリンバの単打、トレモロ、重音などなど多彩な表現に驚かされました。ディヴェルティメントでは、そのマリンバの響きにちょっと艶っぽくからむサクソフォンの音色の絶妙さ。なかなか心地よい音楽です。ディヴェルティメントの名前が示すとおり、演奏者自身も楽しんでるのではないかしら。ちなみに宮島氏・安倍氏はこの曲の初演者でもあります。

現代音楽的な不協和音も出てきますが、どの曲もマリンバの魅力を十二分に楽しめる内容で楽しめました。でも、やっぱり一番楽しめたのはサクソフォン作品(笑)と、三善氏の作品かな。なお、このCDは mcken's wonderland を見に来てくれた 森さん にご紹介いただきました。どうもありがとうございました!

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