Stêpán KOUTNÍK


1956年生まれ、チェコで活躍するクラリネット奏者。プラハ音楽院に在学中、クラリネットをミラン・コストリツに、バス・クラリネットをジリ・シュテンルに、サクソフォンをジリ・シュターレクに師事しました。さらにプラハ芸術アカデミーでミラン・エトゥリクに師事し、1981年のプラハの春音楽コンクールをはじめ複数の国際コンテストで優秀な成績を修めています。1986年以来プラハ放送交響楽団の主席クラリネット奏者の地位にあり、1990年からはプラハ芸術アカデミーで教職を執っています。また、Novak Trio のクラリネット奏者として、室内楽の演奏会や録音も積極的に行なっています。



主なアルバム


「SCHULHOFF Cello Sonata Flute Sonata Hot-Sonata」

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Supraphon 112169-2 131
  1. チェロ・ソナタ (シュルホフ)
  2. フルート・ソナタ (シュルホフ)
  3. ホット・ソナタ (シュルホフ)

Stêpán KOUTNÍK (saxophone) / Tomás VÍSEK (piano) [c]
Jirí BÁRTA (cello) / Jan CECH (piano) [a]
Pavel FOLTYN (flute) / Jan CECH (piano) [b]

チェコの旧国営レーベルスプラフォンからリリースされている、シュルホフのソナタ集。1942年にナチの収容所で亡くなったシュルホフの作風は、ヒンデミットをより親しみやすくした、とでもいいたい作風で、現代音楽があまり好きでない方でも比較的入り込みやすいのではないでしょうか。交響曲も書いており、どんな曲なのか聴いてみたいと思わせます。スプラフォンからは、このCD以外にもシュルホフの作品集がリリースされています。

ホット・ソナタは奏者がもともとクラリネット吹きのせいか、ヴィヴラートの少ないやや細めの音色で演奏されています。その音色ゆえか、演奏の語り口が細めで、曲を支配するリズム感がやや希薄に聴こえて残念でした。このアルバムで一番楽しめたのは飄々としたチェロ・ソナタでした。

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