Radep KNOP


1973年ポーランド生まれのサクソフォン奏者。1994年に渡仏しボルドー国立音楽院でマリー・ベルナデット・シャリエに師事、一等賞を得て卒業し、ボルドー名誉市民の称号を得ました。クラリネットやフルートを持ち替えるサクソフォン奏者は少なくありませんが、ピアノのプロフェッショナルな活動も行なうサクソフォン奏者というのは他に聞いたことがありません。



主なアルバム

「Double Croixsens œuvres de Francois Rosse

Quantum QM 7025 (P)2002
  1. オスト・アテム (ロッセ)
  2. Nihsi (ロッセ)+
  3. Scriu Numele T&acaron;u (ロッセ)
  4. アリアンナ (ロッセ)
  5. ピアノ=センター (ロッセ)+
  6. Handgelöbnis (ロッセ)+
  7. Le Frêne Égaré (ロッセ)
  8. ソナタ第6番 (ロッセ)+

Radek KNOP (saxophone, piano[+])

1945年生まれのフランソワ・ロッセの作品集。サクソフォンのみならずピアノ作品も収められています。どの曲も不思議な響きをもっていて、涼しい現代音楽、とでもいったらよいでしょうか、声高ではなく知的に迫ってくる、ように感じました。印象に残ったのはサクソフォンの曲よりもむしろピアノの曲で、特に最後に収録されているソナタ第6番のエンディングは、間隔を置いて連続する高音の打鍵の鋭い響きが、プレーヤが停止しても私の心の中にいつまでもエコーのように残っていました。もちろん、ノップのピアノ/サクソフォンに技術的に不安なところはなく、可能性を秘めた奏者、との印象を受けました。

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