ルクセンブルグで活動する女性サクソフォン奏者。高校在学中よりルクセンブルグ大学院の音楽クラスを受講し、その後エンシーデ、ブリュッセルやストラスブールでサクソフォンを学んでいます。1997年よりエスク・シュール・アルゼッテの音楽院で教鞭を執っています。
まだ若手ながら、サクソフォンのコンチェルトの王道曲ばかりのプログラム。どの曲も名演が既にたくさん録音されていますが、カウフマンの演奏は体当たりで真正面からぶつかっています。その心意気が空回りせずちゃんと音楽として流れて点は見事です。やや荒削りで、細部を磨き上げるとさらにすばらしい演奏になるとは思いますが、フレッシュな魅力もまた換えがたいものがあります。伝説やイベールあたりでは、オケはもう少しがんばってほしかったなぁ。
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