Steven JORDHEIM


オルブライト、バセットといった現代アメリカを代表する作曲家から曲を献呈されているジョーディムは、1983年にジェネヴァの国際コンクールで一位なしの優勝、翌年にはニューヨークのコンサート・アーティスト・ギルド・インターナショナル・コンペティションで優勝しました。1985年にはカーネギー・ホールにデビュー、以来アメリカ国内はもとよりカナダ、スイス、フランス、中国でリサイタルを開いています。現在はウィスコンシンのローレンス大学アップルトン音楽院の教授であり、また中国の西安音楽院の客員教授でもあります。以下のアルバムのほかにもいくつかの録音に参加していますが、このサイトではOn the Beach at Night James Chaudoirをご紹介しています。

なお、読み方については、友人T氏のアドバイスによるものです。感謝!



主なアルバム


「MASLANKA SONG BOOK FOR SAXOPHONE」

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Albany TROY 392
1999/12 [a] 1993/6 [b] at Lawrence University
  1. サクソフォン・ソングブック (マズランカ)
  2. アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ (マズランカ)

Steven JORDHEIM (saxophone)
Dane Maxim RICHESON (marimba) [a]
Christina DAHL (piano) [b]

1943年生まれのアメリカの作曲家、マズランカのサクソフォン作品集(といっても2曲だけですが)。ソナタは既にアメリカではサクソフォンのレパートリとしてスタンダード的な位置づけになってるようですが、30分近い演奏時間を要するこの曲は格好の録音ナンバーでもあります。ケネス・チェヤーマル・ロッシの演奏を聴き比べると、それぞれの奏者の方向性が感じられて一興です。ジョーディムの演奏は最初は貫禄と透明感を感じさせながら、次には破壊的な音圧が繰り出します。

一方、ソングブックはサクソフォンとマリンバのために書かれた曲で、湯浅氏のディヴェルティメントと同じ楽器の組み合わせですが、マリンバの木の暖かい音色とサクソフォンの金属的な柔らかい音色は組み合わせの妙。ソナタとはまた違った、抒情性が支配した音楽になっている点、興味深く聴きました。

オススメ度:

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