アメリカで活動するサクソフォン奏者。インディアナ大学やコロンビア大学、ミシシッピ大学に勤務し、現在はニュージャージーのプリンストンにスタジオを構えています。
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アメリカでは比較的フランスの古典的な作品をとりあげたアルバムは少ないのですが、これはめずらしい例外。それもデュボワを除いて比較的録音に恵まれなかった曲がおさめられているのが嬉しいところです。ケクランは原曲はフルートとピアノのための作品ですが、サクソフォンで演奏しても違和感なく響き楽しめました。ただ、録音の影響もあると思うのですが、音符をそのまま音にはしているものの、私にとってはアゴーギグや微妙なテンポの揺れなどの点で生理的に楽しめる内容ではありませんでした。全体にいっそうていねいでスマートな音楽作りを期待したいところです。