Harry HINDSON


アメリカは既に20年以上ウィスコンシン州を拠点に活動するサクソフォン奏者。メリーランド大学、ウィンスコンシン大学を卒業、ジャック・ウィリアムソン、ラリー・リヴィングストン、ドナルド・シンタ、ジョージ・エサーリッジ、レス・シミングに師事しました。ワシントンでアメリカ海軍軍楽隊に7年従事した後、ソロや室内楽に加えて、1992年から第132ウィスコンシン陸軍軍楽隊のソロ・サクソフォン奏者・サクソフォン4重奏のリーダ・クラリネット・バスーンなどのマルチプレーヤー、同じく1992年からラクロス・コンサートバンドの主席クラリネット奏者、ミッドウェスト地区のオーケストラとの共演など積極的に演奏活動を行なっています(しかし八面六臂の活躍ですね)。また、ウィノナ州立大学・ルサー大学でサクソフォン・クラリネット・バスーンを教えています。

ヒンドソンのサイトはこちら(英語)


主なアルバム


「Chamber Music Favorites with Alto Saxophone

Harry Hindson HH001
2003-2005 Annett Recital Hall at teh University of Wisconsin-LaCrosse, WI
  1. ショーロス第7番 (ヴィラ=ロボス)
  2. ラッコント第1番 (J.ベンツォン)
  3. ジーン・ハーローの墓碑銘 (ケクラン)
  4. Tretaux (デュボワ)

Harry HINDSON (saxophone)/ La Crosse Chamber Ensemble

タイトルどおりサクソフォンを含んだ室内楽を集めたアルバム。La Cross Chamber Ensemble とあるように、ラクロス交響楽団をはじめとするローカルな奏者たちによる演奏ですが、なかなかどうして安定した演奏を繰り広げており、不安を感じることはありません。1935年にラッシャーのためにかかれたベンツォンの曲は、フルート、サクソフォン、バスーンと弦楽4重奏というユニークな編成ですが、響いているのは真摯な音楽。ケクランではジーン・ハーローの色気や追憶を感じるにはもう一息でしたが、曲に対する取り組みの真面目さは伝わってきました。


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