Caroline HENDERSON


アメリカで活躍する女性サクソフォン奏者。ジョージア大学でケネス・フィッシャーに師事、イースト・ニュー・メキシコ大学で教鞭を執った後、現在はオゥアチタ・バプティスト大学の助教授を務めています。以下でご紹介するLYNX・DUOとしての活動をはじめ、国内外でソロ・客演などに活躍しています。なお、ヤマハ・パフォーミング・アーティストとして、ヤマハの楽器を使用しています。



主なアルバム


「The LYNX Duo」

Mark 3611-MCD
1999/6, 2000/7 University of Florida
  1. アルト・サクソフォンとパーカッションのためのデュオ (ウェイタース)
  2. オラ・ノ・オンボコ (C.R.ヤング)
  3. エクスカージョンズ (C.R.ヤング)
  4. ディアレクト (ロムツァ)
  5. ディングルの2つの光景 (ウデル)
  6. ドローンズ (ブロードウェイ)
  7. インプレッションとプレスト (ラクール)

Caroline HENDERSON (saxophone), Kenneth BROADWAY (percussion)

パーカッション奏者のケネス・ヘンダーソンとのデュオによるレコーディング。1997年に結成されたこのデュオは、過去2回のワールド・サクソフォン・コングレスに参加、アメリカ南部を中心に国内外で活動を行っています。この録音でも、なるほど息のあった演奏を聴かせてくれます。オラ・ノ・オンボコは、日本の東北地方に伝わる子守唄を題材にした曲ということですが、何の曲? ブックレットに歌詞が(もちろん英語で)載っていますが、私にはわかりませんでした。それはさておき、ある意味日本民謡のエッセンスともいえるような子守唄を、デュオはこぶしを必要以上にまわさず、しかし原曲の素朴さややさしさを失わずに演奏しており、ちょっと感動!しました。他の曲もけしてやさしい曲ではないのですが、確信をもちながら押し付けがましくない演奏に終始好感を持ちました。さらにクリアな録音で、細かな表情付けが聴きたかった、と思うのは欲張りかな?

オススメ度:

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