Dan GOBLE


ワイオミング州の生まれ、アメリカの北部を中心に活動する奏者。サクソフォンをハーヴェイ・ピテルとロジャー・グリーンベルグに、指揮法をユージン・コーポロンに師事、テキサス大学オースティン校を卒業、1993年にオクラホマで行なわれたマクマホン国際コンテストで優勝したのをはじめいくつかのコンペティションで優れた成績をおさめ、またブルックリン・フィルハーモニックとジョン・アダムスの「中国のニクソン」(コンサートヴァージョン)などの初演を果たしています。現在はダンベリーのウェスタン・コネクティカット州立大学でサクソフォンとジャズ・スタジオを担当しているほか、ニューヨークやコネクティカットで音楽教育者会議などに参加し、さまざまな形で教育に携わっています。一方、学生とビートルズ談義をしたり、ナイトクラブでジャズのスタンダードを吹いたり、休日には趣味であるフライ・フィッシングでキング・サーモンを狙ったり、、と公私ともヴァイタリティある典型的アメリカ人のようです。



主なアルバム


「Freeway」

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CRI 876
1998/9/14-15 American Academiy of Arts and Letters, NY
  1. インタープレイ (ルッジェロ)
  2. ディヴェルティメント (ウーリネン)
  3. ソナタ「サン・アントニオ」 (ハービソン)
  4. 四輪駆動 (イサークス)
  5. ブルー・イン・グリーン (マイルス・デイヴィス)

Dan GOBLE (saxophone)
Jeff HELLMER (piano)

アメリカの現代曲を中心にした意欲的なアルバム。前半3曲は技術的にも非常にハードな曲ですが、不安に感じる個所もなく音楽そのものを楽しめます。なかでもウーリネンの曲はオハコらしく、おそらく非常に難しい曲にもかかわらず飄々とした表情が感じられます。四輪駆動は各楽章でソプラノからバリトンまで持ち替えており、実演でもなかなか効果のありそうな曲です。最後にマイルス・デイヴィスのブルー・イン・グリーンが収められてますが、他の曲とあまり違和感なく聴くことができるのは、ゴーブルの意図どおりなんでしょうね。

ゴーブルのサクソフォンはやや細め音色ながら安定しており、選曲もあわせてとても満足できるアルバムです。

オススメ度:


「Webern: Symphony, Six Pieces for Large Orchestra」

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Naxos 8.557530 r.2002-4
  1. 交響曲 op.21 (ウェーベルン)
  2. 5つのカノン op.16〜ソプラノと2本のクラリネットのための (ウェーベルン)
  3. 3つの伝統的な詩篇 op.17 (ウェーベルン)
  4. 3つの歌 op.18 (ウェーベルン)
  5. 3重奏曲 op.20 (ウェーベルン)
  6. 4重奏曲 op.22 (ウェーベルン)
    Dan GOBLE (saxophone)
  7. ピアノのための変奏曲 op.27 (ウェーベルン)
  8. 6つの小品 op.6〜大編成の管弦楽のための[改定版] (ウェーベルン)
  9. 4つの小品 op.7〜ヴァイオリンとピアノのための (ウェーベルン)
  10. 3つの小品 op.11〜チェロとピアノのための (ウェーベルン)
  11. 9の楽器のための協奏曲 op.24 (ウェーベルン)
  12. ドイツ舞曲 (シューベルト/ウェーベルン)

Robert CRAFT / Twentieth Century Classics Ensemble, Philharmonia Orchestra, etc.

ウェーベルンの主要作品を廉価で良質な演奏で楽しめる、貴重な録音です。ウェーベルンはすでに現代音楽の古典作曲家と評もみかけますが、研ぎ澄まされたナイフのような、あるいは凝縮された水晶の輝きのような、濃縮された分だけ密度の濃い音楽に、私はまだ正面切って対峙する気力が保てません。したがって、あまりえらそうなことをコメントできないのですが、これでもかとスキなく冷徹に演奏された他のいくつかの演奏に比べて、不思議なとっつきやすさを感じました。うーん、やっぱりウェーベルンの曲は、立体的な音空間で音色の微妙な綾を感じ取りながら楽しみたいなぁ。。このCDは、そのための事前学習として好適かと思います。

Naxos レーベルのこのCDの紹介はこちら(英語)
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