Hans=Joachim FUSS


木管のピリオド楽器のスペシャリストとして、ドイツをはじめ東欧方面で活動する奏者。2005年より地元シュトゥットガルトの州立音楽大学でリコーダ、フラウト・トラヴェルソ、シャルモーなどの木管ピリオド楽器演奏の主任を務め、モスクワやミンスク、南米各地で講演を行なってきました。それらの楽器演奏に加えて、サクソフォン・バロック・シュトゥットガルトを主宰し、サクソフォンによるバロック音楽演奏の活動を行なっています。

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主なアルバム


「Vivaldi's World」

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Thorofon CTH 2563
2009/3/25, 4/3 Staatliche Hochschule für Musik und Darstellende Kunst Stuttgart
  1. ソナタ第2番 ハ長調 (サマルティーニ)
  2. ソナタ第6番 ト短調 (ロカテッリ)
  3. 協奏曲第5番 op.10 ヘ長調 (ヴィヴァルディ)
  4. ソナタ ヘ長調 (コレッリ)
  5. ソナタ ニ短調 (F.マンシーニ)
  6. ディヴェルティメント第1番 ヘ長調 (ボノンチーニ)

Hans=Joachim FUSS (saxophone)/ Krzystof URBANIAK (piano)

テナー・サクソフォンなのに、実に軽々とジャズのようなスウィング感のある演奏で驚きました。息の勢いと抜き加減のせいでしょうか、サブトーンに近い響きがします。こういう演奏は、日本の奏者では聴いたことがないですね。一方でバロック期のソナタに期待していしまう端正さと様式美はあまり感じられず、少々物足りなさを感じました。BGMとして聴くにはいいかもしれません。ところで、ピリオド楽器のプロフェッショナルの奏者ですが、サックスはヴィンテージ楽器を使ってるのかな?


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