Andrea FORMENTI


1965年、スイスのバレルナに生まれました。ミシェル・サージェの下でサクソフォンを学び、スイスのバーゼル音楽院で1990年にソリスト・ディプロマを得て卒業しました。その後もダニエル・デファイエフレデリック・ヘムケユージン・ルソーについて学んでいます。一方1991年にはスイスの若き桂冠奏者(適当に邦語訳しました)に選ばれたのを始め、スイス・イタリアでコンサート・録音・メディア出演などの活動を行なっており、ピアノのトマス・ドラトゥヴァとのデュオは1991年から今まで続いてます。また、1993年よりアルテ4重奏団のメンバとして活動しています。



主なアルバム


「Contemporary Music for Alto Saxophone」

Jecklin Edition JS 302-2
1993/9, 1994/1
  1. 朝の歌 (チェザリーニ)
  2. 夜想曲 (ヴァッセナ)
  3. アタノス (ブレナン)
  4. ポートレート (ワイルドベルガー)
  5. トラ・キ・エ・ラ (プリューガー)

Andrea FORMENTI (saxophone)
Tomas DRATVA (piano) [b,c,e]
Carlo PELLICCIONE (contrabass) [c]
ミラノ弦楽4重奏団 [a]

アルバムタイトルに現代音楽とあるように1970年代以後の作品で構成されています。確かに難解な響きが少なくないのですが、シリアスに迫ってくるのでなく、どこか歌心が感じられるのが不思議です。やっぱり、奏者がイタリア出身のせい? また、朝の歌は弦楽4重奏と、アタノスはピアノ・コントラバスとの共演、ポートレートはサクソフォンのソロ、という様々な響きをうまくアルバムにおさめたのも好印象です。スイスのマイナーレーベルからのリリースで、入手が難しいのが残念。

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