ニューヨーク州立大学ポツダム校のサクソフォン教授であったロバート・フォーブは、娘の誕生を機に教授職を辞し、現在は主夫?業のかたわらフリーランスのサクソフォン奏者として活動しています。またニュー・センチュリーSQにテナー奏者として参加していたこともあります。アーサー・フラッケンポール、デイヴィド・ヘイニク、アール・シンプソン、トーマス・マゼッラといった作曲家たちとの親交も厚く、最近ではベン・ボーン作曲の協奏曲「マーケット・ストリート・スクィーズ」をサウス・カロライナ大学管弦楽団と初演を行ないました。その一方、グリーンズボロのゴルフ場でインストラクターとしての顔を持つ、異色の人物でもあります。
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アメリカはインディアナ州に1967に生まれた作曲家、アンドリュー・アール・シンプソンの器楽・室内楽曲集。いわゆるゲンダイオンガクではありますが、音が密集して迫ってくる〜というような暑苦しい音楽ではなく(編成が小さいですし)、中でもExhortationシリーズはここで演奏している各奏者に献呈された曲ということもあってか演奏者の共感が伝わってくるようです。また、夏の夜の歌はソプラノ・サクソフォンとハープという編成で、散文詩でも読んでいるような不思議なイマジネーションの世界に浸ることができました。
なお、America's Millenium Tribute to ADOLPHE SAX Volume 2 にも、フォウブによる Exhrtation I の録音が収録されています。