トロンボーン奏者/作曲家ジェイムス・ファルカーソン率いる、現代音楽を専門に演奏する団体。そのレパートリは欧米/有名無名を問わず広く、「作曲家のポートレート」と題した一連のコンサート活動を積極的に行なっています。また、Mode、Megadisc、Etcetera 他のレーベルに録音を行なっています。サクソフォンはアンヴィエント系の演奏活動を行なっている Esther BENROOY が担当しています。
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現代音楽を中心としたラインナップのベルギーのレーベルMegadiscからリリースされた、ケージの"Five"と題された作品をすべて集めたアルバム。中でもFive3はこの団体のファルカーソンに捧げられたということで、おそらくはまっとうな解釈の演奏なのでしょう、不協和音が続いていてもどこか整然とした響きに感じられます。クリーゲルによるケージ作品集が緊張の糸がピンとはった演奏なのに対して、こちらの演奏はやや糸の張りがゆるいような気もしますが、響きが生理的な嫌悪感なしにしっくりくるのが不思議です。しかし、この曲を理解するには、やはり楽譜を睨み、ケージの意図するところをしっかり汲み取らなければですね、、、まだまだ勉強不足、反省。