イタリアはトスカナ地方で活動するメンバによる、サクソフォン2本とピアノという珍しいアンサンブル。恒常的に活動を行なっているのかどうかまで確認はできませんでした。ロベルト・フラティはサエクソフォーンズのメンバとしても活動しています。
ピアソラの作品を中心に、スイスの作曲家フォートマンの曲を交えたアルバム。日本で本格的な?ピアソラブームになったのが1995年頃から(須川氏のピアソラアルバムは1995年の録音)ですが、この団体はそれ以前からピアソラに傾倒していたようです。メンバのロバート・フラティは、所属するサエクソフォーンズでもピアソラアルバムを録音しています。
さて、演奏は、録音のせいもあるのでしょうが、音楽が迫ってこないでそこで鳴っているだけ、のように感じて、少々興ざめでした。サクソフォンはところどころでターボエンジンがかかったり繊細さを意図しようという演奏個所もあるだけに、残念です。編曲にももうひと工夫ほしかった、、、