Jay C. EASTON


アメリカはサンディエゴをベースに活動するサクソフォン奏者。サンディエゴ大学とフラートン大学で学位を取得、現在ワシントン大学で博士号を取得中ということは、まだ若手の奏者なのでしょう。サンディエゴ・サクソフォン・オーケストラ、スペクトラム・サクソフォン4重奏団をはじめ、サンディエゴ交響楽団、ゼフィール木管5重奏団、サンディエゴ・リリック・オペラ、サンディエゴ・ウィンド・アンサンブルなど数々の団体で、クラシックからジャス、ロック、映画音楽まで幅広い演奏活動を行なっています。同時にピリオド楽器にも興味を示し、その結果、サブコントラバス・サクソフォンなどというものまで作ってしまいました。また、サンディエゴ州立大学やラ・ホタ・ビショップ・スクールなどで教鞭をとっています。

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主なアルバム


「So Low」

De Profundis CD001
Mastered at 2003/6
  1. ベースのためのデュエット (ハートレ−)
  2. バスクのセレナーデ〜バリトン・サクソフォンピアノのための (ホフマン)
  3. 夢見るポルピス〜コントラバス・サクソフォンとピアノのための (クーマン)
  4. 黒い川の流れ〜バリトン・サクソフォンとピアノのための (ヴィルス)
  5. ソナティナ・ジォコソサ (ハートレー)
  6. イングランド民謡による6つの習作 (ヴォーン=ウィリアムス)
  7. 夜想曲〜バス・サクソフォンとピアノのための (シェコフ)
  8. 演奏会用ソロ曲第6番〜バリトン・サクソフォンとピアノのための (サンジュレ)
  9. ロマンスとソノリティー[ (ハートレー)
  10. アウストロ・ポルカ〜コントラバス・サクソフォンとピアノのための (シュルツ)

Jay C.EASTON (saxophone) / Loie FLOOD (piano)

最初の曲からサブコントラバス・サクソフォンによる2重奏。ちなみにサブコントラバス・サクソフォンは、バス・サクソフォンのオクターヴ下の音域になります。強烈です。(ちなみに、イーストン氏の公式サイトで、一部MP3音源を聴くことができます。)こうして聴いてみると、バリトン・サクソフォンの音でさえ、その音域の低さはあまり感じなくなってきます。というのはやや冗談ですが、バリトンのためのオリジナル曲であるサンジュレハートレー(冒頭の曲を除く)はもちろん、ヴォーン=ウィリアムス作品など、低音という違和感がなく聴くことができたのは確かです。他にも、コントラバス・サクソフォンをはじめ貴重な音色を楽しむことのできる、低音マニア必携のアルバムといえるでしょう。

オススメ度:

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