David DEMSEY


メイン大学、ジュリアード音楽学校、イーストマン音楽学校を卒業し、現在はメイン大学オーガスタ校やウィリアム・パターソン大学で助教授の地位にあります。1989年にはジャズ・トリオの一員としてロシア・ツアーを行ない、リムスキー=コルサコフ音楽院で講演を行いました。クラシックとジャズの両分野を股に掛け、Jazz Educators JournalSaxophone Journal などに定期的にレビューを寄せています。ソリストとしての活動を始め、ボストン交響楽団、タングルウッド祝祭管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団などにソリストとして招かれています。またアメリカンSQのアルト奏者でもあります。



主なアルバム


「Dexter Morill: Works for Saxophone」

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Centaur CRC 2214
1993/1/26-27 Wellin Hall, Hamilton College, Clinton, N.Y. [a,c]
1994/3/25 Cornell University, Ithaca, N.Y.[b]
  1. ゲッツ変奏曲 (モリル)
  2. 透明人間のための素描 (モリル)
  3. 6つの練習曲とインプロヴィゼーション (モリル)

David DEMSEY (saxophone)

Centaurレーベルからリリースされたアルバムは、アメリカの現代作曲家で、フランスのIRCAMでも活躍したデクスター・モリルの作品集。すべてテープまたはコンピュータ・システムとサクソフォン・ソロのための曲です。といっても、コワガルことはありません。ジャズ奏者のスタン・ゲッツに捧げられたゲッツ変奏曲は、ほとんどジャズです。モリルはかつてディジー・ガレスピーに師事したとのことで、そういわれるとガレスピーの曲をゲッツが演奏するとこんな風になるかな、とも思います。透明人間のための素描は、コンピュータのサウンドとソプラノ・サクソフォンの音色の微妙なコントラストがおもしろく聴けました。6つの練習曲とインプロヴィゼーションはデムシーに捧げられた曲で、再びジャズ色が強いですが、ゲッツ変奏曲の方がわかりやすくて好きだな(笑)

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