Duo Lemarié


2002年2月に結成、同年6月パリユーファム国際コンクール室内楽部門で優勝という華々しいデビューを飾りました。今後の活躍が期待されます。プロフィールや活動スケジュールについては公式ページをご覧ください。

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主なアルバム


「アヴェ・マリア デュオ・ルマリエ」

Office Lemarié OLCD-0201
2002/7/22-23 France
  1. ソナタ ニ長調 (ルクレール)
  2. ペルーの2つのコラール (トマ)
    Jean LEDIEU (saxophone)
  3. 2本のアルト・サクソフォンのためのコンチェルト・シュティック (ヒンデミット)
  4. カンティレーナ〜サクソフォン小4重奏曲より (フランセ)
    Jean LEDIEU (saxophone)
  5. 24のサクソフォン2重奏曲集より 第13番、第3番、第23番、第24番 (ケクラン)
  6. サクソフォン3重奏曲 (トゥルニエ)
    Jean LEDIEU (saxophone)
  7. 24のサクソフォン2重奏曲集より 第5番、第9番、第15番、第4番 (ケクラン)
  8. アヴェ・マリア (ピアソラ)

2重奏のCDか、、とあまり期待しないで(失礼!)プレイボタンを押したら、スピーカから聴こえてきたルクレールのソナタの小気味よさに思わず耳を奪われてしまいました。テンポのよい曲はリズミカルに、ゆっくりとした曲でも音楽の流れは太く脈々としていて、ますます惹きつけられます。途中にジャン・ルデュー氏をゲストに招いた演奏を含んだ構成にも工夫を感じますし、なによりよく息のあった当意即妙な音楽展開がすてき。作曲者監修によるトゥリニエの3重奏曲や、ケクランの2重奏曲の演奏も新鮮で、今までちょっと苦手だった2重奏の世界を覆すには充分でした。

公式ページには「ルマリエ(=マリアージュ)と言う名の響き合い」と紹介されていますが、食いしん坊の私にとってはマリアージュといえばワインとチーズに代表される食べものの取り合わせの妙。で、このアルバムの印象はシャンパンとオイスターの組み合わせ、フレッシュさの中にもコクと奥行きに通じる鮮烈さを感じました。2重奏のレパートリは限られているのが現状ですが、レパートリーの開拓を含めこの先さらに活躍されることを期待して、、、

オススメ度:


「Claude Pascal」

Polymnie POL 590 325
2003/3,9 France
  1. ソナタ〜ヴァイオリンとピアノのための (パスカル)
    Gérard DURANTEL (violin) / Guigla KATSARAVA (piano)
  2. セレナーデ〜ギターのための (パスカル)
    Javier QUEVEDO (guiter)
  3. トップモデル〜ソプラノとピアノのための (パスカル)
    Anne BAQUET (soprano) / Damien NÉDONCHELLE (piano)
  4. ノットゥルノ〜ヴァイオリンとピアノのための (パスカル)
    Amanda FAVIER (violin) / Brigitte VANDÔME (piano)
  5. ソナタ〜2本のフルートのための (パスカル)
    Juliette HUREL, Benoît (flute)
  6. 舞踊組曲〜サクソフォン4重奏のための (パスカル)
    Chiharu LEMARIÉ, Mami MIYATA, Yann LEMARIÉ, Jean LEDIEU (saxophone)
  7. ソルフェージュの要素〜歌とピアノのための (パスカル)
    Micheline COLIN (chef de choeurs)
  8. (パスカル)
    Micheline COLIN (chef de choeurs)

サクソフォンの作品も書いているクロード・パスカルの作品集。編成はさまざまですが、どの曲もクラシカルなスタイルで書かれており、声高にならず随所に小粋さを感じさせるのがパスカルらしいといえるでしょう。ジャック・ルデュー氏に捧げられた作品を、ルデュー氏とデュオ・ルマリエ、それに日本人奏者の宮田麻美による4重奏が演奏しています。他の曲よりも少し時代が新しいからか、ちょっと複雑な響きもしますが、曲のあちこちに隠されているジョークを引き出しながらの演奏はさすがです。

Polymnie レーベルのこのCDの紹介はこちら(仏語・試聴可)
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