Carola CUYPERS


ドイツ生まれの女性サクソフォン奏者。7歳で初めてサクソフォンのレッスンを受け、オランダのエド・ボガートに師事、1991年にはフランスのギャップ・ヨーロッパ・サクソフォン・コンテストで桂冠賞を受賞しました。翌年スイスのバセル音楽アカデミーでイワン・ロスに師事、ソリスト・ディプロマを称号を得て以後エレクトロスタジオ・バーゼルに携わり、ここで電気楽器などに興味を持ちます。ジャン・マリ・ロンデックスクロード・ドゥラングルにも師事し、現在はオランダを拠点にギターのエンリケ・マロ・ロペとのデュオを始め、アンサンブルやアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団などのオーケストラへの客演演奏などを行なっています。

1994年よりギター奏者のエンリケ・ロペとデュオ活動を行なっており、委嘱作品を含むリサイタルや、コングレスなどへの出場を行なっています。

Official Site(英語、スペイン語、オランダ語)


主なアルバム


「Different Worlds」

Erasmus 237 r.1997 ([g]のみr.1993)
  1. 夜行性 (アンシンク)
  2. 過去時制 (サママ)
  3. ハイウェイ・ウォー (メイエリング)
  4. パ・ド・ドゥ (アバジス)
  5. 3つの詩 (フリード)
  6. フロクタ (ヴィッセール)
  7. アトモスファーレン (リーケン)
  8. ディファレント・ワールド (デ・ヴォルフ)

Carola CUYPERS (saxophone)/ Enrique Malo LOP (guiter)
Ad NEÜS (narrator) [e]

サクソフォンとギターというユニークなデュオの録音。レパートリが限られる分、オリジナル作品(ということは現代曲)が多くなり、けして聴きやすいアルバムとは言えませんが、あまりがなりたてることがないので私にとっては素直に耳を通る音楽と感じました。中でも、不思議なスピード感を持つハイウェイ・ウォー、どこかで聴いたことのあるようなメロディや和音の断片がハッと登場してニヤリとさせられるアトモスファーレンや、繰り返される音形が不思議と耳に残るパ・ド・ドゥなどを興味深く聴きました。

オススメ度:

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