メキシコのサクソフォン奏者ですが、本来はクラリネット奏者。メキシコ・シティ・フィルハーモニーのクラリネットセクションに名前を確認した以外、詳しいプロフィール不明です。
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メキシコの実力ギター奏者ホアン・カルロス・ラグーナのヴィラ=ロボス作品集。ラグーナは1991年に東京ギター・コンクールで優勝、また故河野賢氏製作のギターを使っている親日派のメキシコ人です。このアルバムはメキシコのレーベルURTEXTからのリリース。技術的にはきっちり演奏されているギターも、いい意味でどことなくアバウトな雰囲気を感じるのは気のせいでしょうか。6重奏曲もそんな傾向で、そのアバウトさがかえって魅力的。サクソフォンは、クラリネット奏者が吹くそれで、その音色ゆえ全体の雰囲気とやや方向が異なる気もします。
余談ですが urtext とは「原典」の意味。大胆なレーベル名ですね! サクソフォンの録音を追っているうちについにメキシコまできてしまったか、と思うと、なんとなく感慨深いものがあります(笑)