Paul BRO


シカゴをベースに活動するサクソフォン奏者。ノースウェスタン大学でフレデリック・ヘムケに師事、現在はインディアナ州立大学の助教授を担当しているポール・ブロは、ソロ活動をはじめ、シカゴ交響楽団・ミルウォーキー交響楽団、セント・ルイス交響楽団などへの客演、シカゴ・サクソフォン4重奏団ではアルトを担当しています。最近ではピアノのジミー・フィニーとのデュオ活動を積極的に行なっています。

なおシカゴSQのアルバムCapriccioでも、ソロをとっています。

Official Site(英語)


主なアルバム


「NOSTALGIE A Retrospective of Saxophone Music by M.William Karlins

Northwestern University (no number) / AUR CD 5008
  1. アルト・サクソフォンとピアノのための音楽 (カーリンズ)
  2. テナー・サクソフォンとピアノのための音楽 (カーリンズ)
  3. 5重奏曲〜アルト・サクソフォンと弦楽4重奏のための (カーリンズ)
    /w Lydian String Quartet
  4. 即興曲〜アルト・サクソフォンとオルガンのための (カーリンズ)
  5. 序奏とパッサカリア〜アルト・サクソフォン、テナー・サクソフォンとピアノのための (カーリンズ)
    /w William STREET (saxophone)
  6. ノスタルジア〜12本のサクソフォンのための (カーリンズ)

Paul BRO (saxophone) / Salvatore SPINA (piano/organ)

ノースウェスタン大学の教授であるウィリアム・カーリンズのサクソフォン作品集。カタログ番号の見当たらないCDですが、サブタイトルに Music from Northwestern vol.8 とあるので、大学の自主製作盤なのでしょうか。アルバムのタイトルが「ノスタルジー」「レトロスペクティヴ〜」となっているので、ちょっと懐かしい響きでもするのかと思うと大違い、その差の激しさに驚く、かもしれません。ジャケットもなんだかほのぼのとした雰囲気のように思うのですが(思いこみ?)。曲は現代的ですが、よく聴いているとどことなくビッグバンドジャズのような面影が(気のせいでしょうか、、)。ノスタルジアの演奏に参加しているのは、ブロの師であるフレデリック・ヘムケがソプラニーノ、スーザン・ファンチャーがソプラノ、ブロがアルト、マーク・エンゲブレツォンがテナー、などなどというスゴイ顔ぶれ。曲は難解ですが明快なアンサンブルを聴くことができます。


「Symphonies & Such」

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ELF Record ELFCD 1006
1999/4/24/25, 6/26 Center for the Performing and Fine Arts, Indiana State University
  1. ケネディ・センターのためのファンファーレ (ネルソン)
    Indiana State University Faculty Winds
  2. ホーリー・ローラー (ラルセン)
    /w Paul BRO (saxophone)
  3. 管楽器と打楽器のための交響曲 (ボイセン)
  4. 王女メアリーのための葬送音楽 (パーセル)
  5. ムジカ・ボエナ (ルーカシュ)
    Indiana State University Faculty Winds

John BOYD 指揮 インディアナ州立大学シンフォニック・ウィンド・アンサンブル

こちらは吹奏楽が主体のCD。インディアナ大学の吹奏楽団の演奏は、どこまでもニュートラルかつ明快によく鳴り響く、典型的なアメリカのサウンドといえばいいでしょうか。解釈も曖昧なところがなく、安心して聴くことができます。もちろんブロのソロもきわめて明快。底力を感じさせる一枚なんですが、何度聴いてもいまひとつ「聴いてよかった」と感じられなかったのはなぜでしょうか、、

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