アメリカのニュー・ハンプシャー生まれ。1967年にサクソフォンを手にし、ニュー・ハンプシャー大学で学位を、ミシガン大学で修士を、またオレゴン大学でディプロマを取得し、この間デイヴィド・セイラー、ドナルド・シンタなどに師事しました。また、アフリカン・マリンバを勉強したりもしています。その後クラシックよりもむしろジャズ奏者として活躍し、ナタリー・コール、エラ・フィッツジェラルドなどのバック奏者もつとめました。
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CD1枚全くの無伴奏アルバム。一応 Mark Custom レーベルとなっていますが、実質的にはベルゲロン氏の個人制作のアルバムのようです。まず、ジャケットを見ると髭もじゃのオジサンが一人、ダークな色使いをバックに背中を反らしてアルト・サクソフォンを構えていて、なんとなくジャズっぽい予感。まさにそのとおり、曲の間を自作・即興的なSaxaloneシリーズで繋いで(いや、ブリッジといいたいのですが)います。一度聴いたときははじめから最後まで同じ音色にやや聴き疲れしましたが、何度か聴いているうちに確かなリズム感とアグレッシヴな表現力に惹かれるようになりました。ブリテンやパーシケッティはその積極性がおもしろく感じましたが、ボノーではもっと名人芸が聴きたかったです。ちょっと変ったアルバムを聴いてみたいという方には、おもしろいのではないでしょうか。
なお、America's Millenium Tribute to ADOLPHE SAX Volume 3 にも Saxalone 3 が収録されています。