青木 健


1966年、大阪市浪速区の生まれ。熊本県立菊池高校在学中に、熊本県学生音楽コンクール第3位に入賞、作陽音楽大学に特待生として入学します。在学中にイベールの小協奏曲を演奏するなど活躍、卒業します。この間、冨岡和男、長瀬敏和、福島崇順、エレファント酒井の各氏に師事しました。現在は大阪市音楽団のテナー・サクソフォン担当として活躍しています。



主なアルバム


「バラード」

大阪市音楽団友の会 TOMO-2003
  1. テナー・サクソフォンのためのバラード (マルタン)
  2. パントマイム (スパーク)
  3. エレジー (ブロッセー)
  4. ファンタジア (ヴィラ=ロボス)
  5. テナー・サクソフォンのための協奏曲 (サンジュレー)

青木 健 (saxophone) / 板倉 英一朗 (piano)

大阪市音楽団友の会の自主制作による、テナーのソロアルバム。意外と少ないテナーのアルバムということだけでも貴重ですし、冒頭マルタンの(アルト・サクソフォンでなくテナー・サクソフォンのための)バラードが収録されているだけでも聴く価値あるというものです。またユーフォニウムのための書かれたパントマイム(2004年に須川氏も同曲を録音)や、バスクラリネットのためにかかれたエレジーなども、テナー・オリジナルの曲のように自然に聴くことができるのは、奏者青木氏の適度の思い入れによるところが大きいのではないでしょうか。技術的な破綻なくまじめに吹いている印象が強く、もう余裕、遊び心がほしい気もしますが、資料的価値にとどまらない、暖かい音楽が印象的なアルバムです。

オススメ度:

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