赤松 二郎


1970年に大阪音楽大学を卒業、喜田賦、故阪口新の各氏に師事しました。フランスに留学し、ニース音楽院でデファイエロンデックスに師事しました。1979年にパスロ・サクソフォン・アンサンブルを結成します。1980年以後リサイタルを行ない、また管弦楽や吹奏楽とも盛んに共演しています。また後進の指導も積極的で、大阪音楽大学をはじめ大阪芸術大学、相愛大学などで教鞭をとるほか、各種のコンクールの審査員なども担当しています。



主なアルバム


「コンチェルト・フォー・バンド Vol.3」

Victor VDR-5240
1988/1/20-21 大東市立文化ホール(大阪府)
  1. 秋のひとりごと (バーンズ)
  2. G線上のアリア (バッハ)
  3. ファゴット協奏曲 第1楽章 (ウェーバー)
  4. ガボット (ゴセック)
  5. 演奏会用小品 (サン=サーンス)
  6. なつかしきヴァージニア (ブランド)
  7. セレナーデ (ベンクリシュート)
  8. インディアン・サマー (ハーバート)

伊藤 透 指揮 大阪府音楽団
石橋 雅一 (oboe) [a,b]
太田 茂 (fagot) [c,d]
井出 詩朗 (horn) [e,f]
赤松 二郎 (saxophone) [g,h]

「楽しいソロとバンドの協演」とサブタイトルのついた、各楽器のソリストと吹奏楽という好企画のアルバムで、全日本吹奏楽連盟推薦だったのですが、あっという間に廃盤になったようですね。今は亡き大阪府音楽団の演奏、というのがまず泣けます。ソリストも若手の実力者をそろえていて、悪くないです。小品が多くてもう少し聴きごたえがほしいとも思いますが、これは企画上しかたがないかな。赤松氏がソロをとる2曲は、伴奏の方がもう少しがんばってほしい気もしますが、共にかなりの出来。特に師の阪口氏の編曲によるインディアン・サマーはいいですね。

オススメ度:

inserted by FC2 system